朝、特急「スーパーあずさ」車窓から見た景色::南アルプス
富士山
八ヶ岳
帰りの特急「はまかいじ」の車窓から見た富士山
ピラタスロープウェイの中から見た八ヶ岳
甲斐駒ヶ岳
八ヶ岳
南アルプス
北横岳南峰
蓼科山
西
中央アルプス方面
北アルプス方面
『山旅』第146号     樹氷の花咲く『北八ッ・横岳2,473M』へ
H15・3/9曇り後快晴・高橋さん&クマさん会&小関
久し振りに高橋さんとスケジュールが合いクマさん会の皆さんと、まだまだ厳冬期の
八ヶ岳へ遠出・日帰り登山となった。快晴が約束されれば、山頂からの大パノラマと
黒い森の冬景色が見れるとの話、期待して同行をお願いした。
やっと先週末から天気も回復気味で予報は晴れ模様
AM7:O0新宿発のスーパーあずき1号に乗り込む…オフ・シーズンで空いていた。
高橋さんは八王子駅から合流予定。熊木さんとも車内で出会い挨拶を交わす。
甲府付近からは富士も顔を覗かせ
いっそう山容が近づく・・・
鳳凰三山の地蔵のオベリスクも確認
できる。
その右手は鋸山のギザギザが特微的だ!
社内からカメラを向ける。
気になる八ヶ岳の頂きには雲が懸かって
いる。
やがて茅野駅に到着半沢さんとも合流。
ピラタスロープウェイ行きのバスを待つ…
約1時間程の待ち含わせがある。
10時の発車。風が無いのが幸いだ…
北八ッ方面の雲の取れる事に期待し,
他の登山者と小一時問バスに揺られ
ながら別荘地の中をグングン標高を
嫁せぐ。



リフト口に着いた。
スキー客が殆どである。
坪庭前まで運んでくれる。
その間は僅か約7分程だ。
南アルプス方面の眺望が素晴らしい!
向かう横岳には雲があり真冬の表情を
見せている。
雪もチラチラしている。
気温はマイナス13度の予報だ!
標高差にして約500M弱を稼いで到着。
防寒支度してスタート・・・
早々ともう下山してくる登山者と行き交う。
山腹をジグザグに付けられた登り易い
雪道を行く。
新雪も積もっていて忘れたアイゼンも
不用であった。
見上げる空は相変わらず時々薄日が射す。
すると青と白のコントラスな世界が広がる。
奇麗だ!
空気の中にキラキラ光る雪片を見る…
ダイヤモンド・ダスト?か 
やがて横岳ヒュッテに着いた。
ここで一息入れて休憩タイムとした。
熊本さんからバナナの差し入れあり。


昼食の時間だが少し先の山頂を目指す
事にした。
アイゼンを忘れた私はキックステップで
短い急登を南峰へ…
12:30強風で露出した三角点にタッチした。
正面に大きい蓼科山は、その頂きを依然
雲の中に隠していた。

眼下に坪庭の白い平原越しに主峰・赤岳
を中心に望まれる。

そして我々は、すぐ目の前の北峰に向かう。
稜線には樹氷のモンスター林立している。
皆んなで記念のショットを決めてランチタイム!
ここでも熊本さんのワイン&高橋さんの湯割り
を頂く。乾杯!!

陽が差して南アルプス北部・霧ケ峰方面の
山々も見え出した。
風もそれほど強く無くしばし展望を満喫できた。
この時期にしてはGOOD!であった。
佐久側の『七ッ池』も窪みに雪を詰めて
静まりかえっていた。
そしてツアーの団体と入れ違いに山頂を
後にした。
帰路はピストンコースで途中から坪庭回遊
コースを取った。
ロープウェー駅に戻る頃にはグングンと
青い空が広がっていった。
14:05下山した。
駅に戻るバスの窓越しからは天狗ー
硫黄ー赤岳主峰ー権現ー編笠山への
南八ヶ岳大パノラマが私達の目をいつまでも
楽しませてくれた。
帰路のJR中央沿線からもビール片手に
すっかり晴れ渡った山々の山座同定に
余念がなかった。
残念ながら時間の都合で立ち寄り温泉
での入浴が出来なかった・・・。

P:S.冬の北八ッは初めての経験となりました。
入山ルートも いつも佐久側からで横岳も
初登頂となりました。
白い世界を楽しんだ山旅となりました。
クマさん会の皆様『ありがとうございました!』
白い点はダイヤモンドダスト
笹子トンネルを抜けると左の視界が
パッと開けて南アルプス北部の山の
連なりが展開した。
甲斐駒-北岳-白根三山が白く朝の
光に輝いて見える。
時々雲が切れて青空も覗く。
右手に樹氷の縞枯山が望まれる。
我々は左へ雪に埋まった一面平らな
白い世界に足を踏み出した。
目印のボールに沿って進む。
三ツ岳の岩峰が見える。
10分足らずで2,480Mの最高点に到着した。
石碑が祭られた山頂であった。
2003年3月9日(日) 北横岳
(文は、ごいっしょいただいた小関さんの紀行文集、「山旅」より拝借)